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モルドバ共和国について

 

ワイン造りが始まったと考えられている黒海付近に位置し、何世紀にもわたり献身的にワインが作られていることで知られるモルドバ共和国。南東欧に広がるプルート川とドニエストル川の間にあり、西はルーマニア、北、東、南はウクライナと接しており、上から見ると葡萄の房に似た形をしています。32の地区、13の自治体、2つの自治区(ガガウズとトランスニストリア)に分かれていて、首都キシナウ(キシニョフ)は国の真ん中、ドニエストル川の支流であるブッィク川沿いにあり、人口は80万人超、モルドバの主要な行政、領土、経済、科学、文化の中心地となっています。

 

モルドバという名称は、現在のルーマニア北東を流れる「モルドバ川」に由来しています。伝承によると、中世時代に広がっていたモルダビア公国の中心部が、現在のモルドバの盆地であったとされています。ヨーロッパ大陸の中心部に位置するモルドバは、素晴らしい自然と豊富な葡萄畑が広がり、世界最大のワインセラーと高品質のワイン、温かな人々、古来より伝わる習慣と伝統の魅力が詰まった国です。モルドバは現在も工業化から守られているため、自然が損なわれていない希少な国です。多数の自然保護区があり、動物たちの生態学的な生息地と、汚染されていない空気、丘と平野、川と湖、崖と丘、森と葡萄畑に覆われた風景は、訪れる人々に素晴らしい体験を残します。

モルドバの風景は北西から南東に傾斜し、平均標高は海抜約147mで全体がなだらかな丘陵地帯となっています。領土全体にプルート川とドニエストル川に流れ込む多くの小川が交差する丘と谷が広がっており、モルドバ高原を形成しています。トランスニストリア地域にはポドリアン高原があります。モルドバの土地はチェルノーゼム(肥沃な黒い土壌)で覆われており、葡萄や果物、野菜の栽培に適しています。葡萄はこの丘陵地帯が広がる土地で何千年もの間栽培され、ワイン作りに使われて来ました。そのため、現在もワインは地元の文化の中で特別な存在となっています。

国名:モルドバ共和国 Republic of Moldova (ルーマニア語で Republica Moldova)

位置:北東部と南東部はウクライナ、西部はルーマニアと接し、東西に約150Km、南北に約330 Km。

首都キシニョフ (Chisinau: ルーマニア語読みではキシナウ) 

面積33,843㎢ (日本の約11分の1。九州よりやや小さい広さ) 

空港:主要空港 – キシナウ国際空港。 国際空港コードは KIV

日本との時差:マイナス7 時間 (3月最終日曜日~10月最終日曜日はサーマタイムで, マイナス6時間)、GMT+2時間

人口268.2万人(2019年10月:モルドバ国家統計局。一時的な国外滞在者を含み、トランスニストリア地域の住民を除く)

独立:1991年8月27日 ソビエト崩壊により独立。

言語:公用語はルーマニア語で、ロシア語もよく使われます。また南部でガガウス語も使われています。

民族:モルドバ(ルーマニア系)人(75.1%)、ウクライナ人(6.6%)、ロシア人(4.1%)、ガガウス(トルコ系)人(4.6%)等(2014年:モルドバ国勢調査)

宗教:96%キリスト教(正教)

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